| 夏の灯りの祭典「燈花会」は平成11年から開催されている比較的新しいイベントです。その開催趣旨は「ろうそくの灯りに一つに幸せをみる日本的な美しさをもって、世界遺産の地 奈良に集う人々の祈りを照らし出す」ということです。たまに手を合わせている人を見かけますが、決して宗教には関係ありません。浮雲園地は燈花会開催時期から行われている場所でメイン会場にもなっています。 |
| 燈花会は水の入ったコップに小さなロウソクを浮かべ火を灯し、そのコップを芝に直接置きます。そうすれば緑の芝が焼けることもなく、安全に長時間ロウソクを灯すことができます。さらに一部のコップにリングをはめて風が吹いても火が消えにくくなっています。 このアイデアは素晴らしいです。こうして、夏の真っ暗だった奈良公園が幻想的なイベント会場へと変わりました。ちょうど7時に点火され30分ほどすれば、日が暮れて奈良公園に灯りの世界が生まれます。浮雲園地はまるで天の川のようで、緑の芝生がロウソクのゆらめく灯に照らされとても美しいです。 |
| 燈花会はボランティアのサポーターで運営されています。約4000程あるコップの中のロウソクに着火マンで火を灯していき、最後は後片付けを行います。この大変な作業はボランティアでないととてもできなかったイベントでしょう。 開催当初は人が少なかったのですが、徐々にメディアで浸透し観光客が増えていきました。2008年には10年目を迎えますます盛況です。 |

| こちらは2005年から会場になっている春日野園地です。ここは元々日本最初の芝生グランドがあった場所ですが、今は奈良公園の一部になっています。ここは東大寺大仏殿と南大門が見渡せ、ライトアップも行われているので、撮影にはベストポイントです。 燈花会で色つきのコップを使い始めたのは確かここの会場からだったと思います。2008年には燈花会10周年を記念して、手塚治虫の「火の鳥」を燈花会で飾りました。ただ、大きい物を作るとナスカの地上絵ではないですが、近くからだとわかりづらいみたいです。 |
| そこで全景を見渡せる若草山の上から撮影してみました。斜めですがなんとなく火の鳥とわかるでしょう。大きくこの形に並べている技術がすごいので、ぜひ真上から見てみたいものです。来年はまた形が変わるので、どのような絵になるのか楽しみです。 夏の暑い時期ですが、幻想的な世界へ人々をいざなう燈花会の風景は感動します。ぜひ一度見に行って下さい。 |
