春の若草山
若草山 写真
 若草山は標高342m、3つの山が重なっていることから三笠山とも呼ばれ、奈良市のシンボル的な山です。全体が芝生に覆われているのですが、東大寺の古い記録によれば、756年頃は木が生い茂る山だったようです。鎌倉時代にはすでに芝生の山だったようですが、いつから芝生になったかは不明です。
  普段は芝生の保護という理由で閉山していますが、現在は春、夏(特別開山)、秋の時期に開山し有料で入ることができます。
若草山 写真
 若草山は春が一番良いシーズンです。桜の開花から始まり、それが散ると芝生が青々とした緑に、鹿が冬毛から美しい茶色の夏毛に生え変わります。芝生の緑と鹿毛の茶色のコントラストが美しいこの時期に登山客も増えます。
  若草山は一重目、二重目、三重目(山頂)の目印を目標にして登ることができます。一重目の上から二重目にかけては東大寺や興福寺境内を眼下に見ることができ、山頂にあがると大和盆地を一望できます。春は気候がおだやかでとても気持ちが良いです。
  登山ルートは北側と南側(一部通行不可)があり歩きやすいように道も整備されているので、元気な人なら30分くらいで山頂に到達します。又山頂へは奈良奥山ドライブウェイを使って車でも行く事ができます。
若草山 写真
  この時期によく見かけるのが、遠足の小学生とわらび採りをしている人です。わらび等のシダ類は山のあちこちで見かけます。鹿は雑食で銀杏を実ごと食べるほどにもかかわらず、なぜかシダ類を一切口にしません。そのせいで近年増加傾向です。シダ類は燃えにくく若草山焼き行事にも影響がでるほどです。そういう意味でわらび採りは山焼き行事に貢献しているのかもしれません。
若草山 写真
 又若草山の鹿はいくつかのグループに分かれて生活しているのですが、何回も登山していて気づいたことがあります。一番下の登山口付近にいる鹿と、頂上付近にいる鹿は人に慣れていて、鹿せんべいをなどエサを見せると突進してきますが、一重目の上から二重目にかけて生息している鹿は警戒心が強くあまり人に近づこうとはしません。そればかりか近づくと隣にある春日山の崖を跳ねながら顔からまっすぐ降りて逃げていきます。
若草山 写真 鹿せんべい 観光客に接する機会が少ないので野生に近いのかなと思いますが、山の上と下にいる鹿が人に慣れていて、途中にいる鹿が野生化しているという不思議な生態系を形成しています。どちらにせよ 若草山は見晴らしがいいので野犬などの天敵から逃れるのに都合が良い場所なのかもしれません。 
 若草山の頂上には鶯塚古墳もあるのですが、つい山と同化しているので見落としがちです。誰が眠っているのか現在もよくわかっていません。ただ山頂から下界を見下ろすように作られていることから、かなり高貴な人であっただろうと言われています。
  この山頂からの風景は日が沈むと美しい夜景に変わり、京都市内から奈良にかけて幅広くパノラマを楽しむことができます。よく見ると平城京の碁盤の目に沿って明かりが走るのが見えます。若草山自体は恐らく700年以上ほとんど姿が変わってないのですが、下界は明かりの道筋という昔の名残りを残して大幅に変わりました。ただ、ここに平城京という都があったのは確かです。
若草山 写真
情報
  • 入山期間
  • 春の開山 3月15日〜6月15日(2008年)
    夏の特別開山 8月
    秋の開山 9月13日〜11月24日(2008年) 毎年日が変わります。
  • 入山時間
  • 9:00〜17:00
  • 入山料
  • 大人150円 小学生80円
  • 奈良奥山ドライブウェイ
  • 若草山まで 普通510円 マイクロバス1260円 大型バス2020円 他区間は料金が異なります。
    山頂駐車場は無料 
  • お問い合わせ
  • 公園管理事務所 TEL 0742-22-0375  奈良奥山ドライブウェイ TEL 0742-26-7213
地図・アクセス
若草山マップ
アクセス方法
JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス「大仏殿・春日大社前」もしくは「春日大社表参道」下車、徒歩12分。

関連リンク
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※拝観料や入場料、時間などの情報は変更になっている場合がありますので、お出かけの前に事前に各社寺や観光センターにお問い合わせ下さい。
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作成日 2008年06月01日
最終更新日 2009年10月09日