室生寺
室生寺 写真
  室生寺は天武天皇9年(681年)に役行者(えんのぎょうしゃ)によって開かれたと入口に書かれています。しかしそれはどうも伝説のようです。実際に残っている記録によると、奈良時代に皇太子山部親王(後の桓武天皇)の病気平癒の祈願を興福寺の高僧が行って効果があったことから、勅命により作られたお寺です。
 このお寺は真言宗で、高野山が女人禁制であったのに対し、女人の済度をもはかった真言宗の道場としても参拝できたことから「女人高野」とも呼ばれています。
室生寺 写真
  仁王門をくぐるとすぐ鎧坂があり、ここから奥の院まで約700段の階段が続きます。5月頃までは石楠花の花が沿道に咲き誇り、新緑と木漏れ日がとても綺麗です。残念ながら少し後で行ったので花はありませんが、このお寺は秋は紅葉、冬は雪景色と四季を楽めます。 正面に見えているのが金堂です。平安初期の建物で国宝に指定されています。
室生寺 写真
 柿葺(こけらぶき)の屋根を持つこの建物は約1200年経っています。ここまでくると建物自体に存在感があります。内陣には建物と同じ時期に作られた本尊の中尊釈迦如来立像や十一面観音像など国宝や重文の仏像が安置してあります。室生寺のホームページにその写真がありますが、独特の丸みを帯びた体と表情からは優しさを感じられ、ここが女人高野と言われる所以がわかるような気がします。
 さらに階段を上がると太陽に光に輝く五重塔が見えてきます。この塔は平成10年の台風7号の被害で有名になりました。この周りは樹齢600年以上の杉が多く、そのうちの1本が台風で倒れこの五重塔を破壊し、被害は甚だしかったのですが、全国から寄付金が集まり2年後無事に修理されました。室生寺最古の建物なのですが、新しくなり今は創建当時の面影さえ感じることができます。 この五重塔は以外と小さく高さ16.1mと屋外にある五重塔では最少だとか、周りの巨木の方が圧倒的に高いのですが、それでも迫力があります。
室生寺 写真
室生寺 写真室生寺 写真  さらに奥に進むと、弘法大師を祀る奥の院まで巨木の間を階段は続きます。途中、手水所がありそこから階段が急になります。やはりここは修行の場でもあったのだなと感じます。樹齢何百年という木の幹の部分に苔を生していました。これだけ木が育つ所をみると何かパワーがあるのかなと思います。
室生寺 写真
  弘法大師を祀る御影堂(みえどう)は、毎月21日に扉が開かれます。屋根をよく見ると、なんと瓦でなく木の板。つまり板葺きです。この建物は800年ほど経っているのですが、40年前に1回屋根を修理しただけだとか、800年の時を保つには樹齢800年の木を使えば良いと受付のおじさんに教えてもらいました。この山の木を使えば修理に問題ないのでしょう。
 よく考えたら仁王門から奥の院まで、瓦葺の屋根を持つ建物はありませんでした。「女人高野」の優しい印象を持つのはそれも一つの理由になっている気がします。
情報
  • 拝観料
  • 大人600円 子供400円(団体30名以上 大人500円 子供300円
  • 拝観時間
  • AM8:00〜PM5:00(入山はPM4:30まで)
  • 駐車場
  • 駐車場料金600円 民間駐車場有り
  • お問合わせ
  • 室生寺 TEL 0745-93-2003
地図・アクセス
室生寺マップ
アクセス方法
近鉄大阪線室生口大野駅下車 奈良交通バス 室生寺行き15分
車の場合
西名阪針インターより20分
関連リンク
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※拝観料や入場料、時間などの情報は変更になっている場合がありますので、お出かけの前に事前に各社寺や観光センターにお問い合わせ下さい。
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作成日 2008年07月14日
最終更新日 2009年10月09日