奈良町 藤岡家住宅
藤岡家住宅 写真
 ここ奈良町になる藤岡家住宅は、江戸時代に建てられた町屋で250年ほどたっており重要文化財に指定されています。かなり傷んでいたのを修復工事によって復元し、しばらく公開していましたが現在は公開していないようです。今はすぐ前にある格子の家が奈良町町屋のレプリカとして存在し、観光客はそちらを見学するようになっています。
  ただ、この藤岡家住宅は当時の奈良町の町屋の様子をとどめており、すばらしい存在だと思いますので以前見学した内容を思い出し掲載させていただきます。
藤岡家住宅 写真
 もともとここは鬢付油(びんつけあぶら)やおはぐろなどの小物を扱っていて、昔の化粧品屋みたいなものだったそうです。江戸時代に奈良町は間口の広さによって税金が決められた為、間口は狭く奥に細長い、俗に言う「うなぎの寝床」と呼ばれる住宅が多くなります。京都の町屋は有名ですが、実は奈良町も同じスタイルでした。
  入口玄関横には見世(店)と呼ばれる商売をする部屋があります。壁板がちょうつがいで上下に開けるようになっており、さらに下の部分は足がついていて素早く陳列棚(揚床机)になります。
藤岡家住宅 写真 藤岡家住宅 写真
 柱や壁板も取り外せるようになっており、見世の入口を広くしたりもできるようです。また隣の格子部分からは外の様子が伺えるようになっているのだとか。しかし外からは中の様子が良く見えないようになっており、偵察するには丁度いいようです。お客が通りそうな気配がすると素早く店が出せたのでしょう。商売に対する工夫はすばらしいものがあります。
藤岡家住宅 写真
 玄関からはいるとすぐ土間があり、かまどがあります。薪をくべてご飯を炊き沸かしたお湯で茶を頂く。昔は当たり前の光景なのですが、今となっては滅多にお目にかかれなくなってしまいました。かまどで炊いたご飯はとてもおいしいのでうらやましく思えます。ある意味贅沢なのかもしれません。
  かまどの煙は屋根を腐敗を防ぎ強度を保つ効果があります。ただ、煙が籠ってしまうと生活に支障をきたすので、天井にはほどよく煙が抜ける穴があります。側面にも障子窓があり喚起を調節できるようになっています。
藤岡家住宅 写真
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 そしてよく見ると天井は竹で出来ています。藤岡さんの話を伺ったのですが、江戸時代を考えるとこれだけ建物が密集してたら、火事になったらたちまち全滅します。ではどうするか、もし火事になった時、天井の支えが竹だったら燃えて一気にバサっと屋根が落ちて、これ以上隣に炎が延焼する事を防ぐことができたのではないか、つまり自分の家が犠牲になり隣の家を助けるのです。 奈良町はこの助け合いの精神で町を支えていたのではないかという事でした。
 話を聞いているうちに当時の日本人の心とはどういうものであったのかを垣間見ることができ強烈に感動しました。またいつか見学できる機会があれば訪れてみたい所です。
情報
  • 料金
  • 見学の方は文化財保護のための協力金300円
  • 駐車場
  • ならまちセンター駐車場 コインパーキング24時間 駐車料金 普通車 100円/20分(上限1日1,000円)
  • 備考
  • 現在一般公開はしてません
  • お問合わせ
  • 個人の住宅なので掲載は控えさせて頂きます
地図・アクセス
藤岡家住宅地図
アクセス方法
JR奈良下車 徒歩20分 近鉄奈良下車 徒歩15分
JR奈良駅より市内循環バス15分『田中町』下車徒歩3分

関連リンク
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※拝観料や入場料、時間などの情報は変更になっている場合がありますので、お出かけの前に事前に各社寺・各団体や観光センターにお問い合わせ下さい。
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作成日 2009年04月29日
最終更新日 2009年10月09日