正倉院正倉
正倉院 写真
 日本の歴史教科書に必ず出てくる正倉院正倉。毎年秋にはこの中にあった宝物の何点かが近くの国立博物館で公開され、遠方から多くの観光客が奈良を訪れます。この場所は東大寺大仏殿の裏で、ひっそりと建っています。しかし歴史の重みを感じさせるこの建物を見学に来た人はその雄大さに驚く人が多いようです。この正倉は759年頃に建てられ、一度も戦火や天災の大被害を受けることなく当時の様相をとどめています。
正倉院 写真
 この校倉(あぜくら)作りの正倉院は、大木を6つに割った三角形の角材を組み合わせて作られています。以前これは湿気が多い日は木が膨張して外気を遮断し、中の宝物をカビなどから守る。又乾燥したときは木が収縮し外気を倉の中へ取り込むという湿度管理ができているとされてきました。ところが近年建築的な実験を試みたところそれは間違いで、宝物が保存されてきたのは、宝物が入れられた杉の箱自体が湿度調節をしているようなのです。1200年以上保存できるとは木の能力とはすごいと思います。ただ現在は最新式の設備を備えた宝庫に移され保管されています。
正倉院 写真
 正倉院は、扉が3つあるのがわかるように北倉(ほくそう)、中倉(ちゅうそう)、南倉(なんそう)の宝庫に分かれています。とくに北側にある北倉は聖武天皇・光明皇后ゆかりの品を納めており開扉には天皇の許可が必要なくらい厳重な管理がされていました。中倉・南倉には東大寺関連の品々が収められています。ただ修理などで度々宝物は外に出され、戻されるときは元あった場所と違う場所に戻されることもあり、度々移動しているようです。ちなみに正倉院展では、宝物がどこの倉から出た物かを表しています。
正倉院 写真正倉院 写真
 正倉院正倉は東大寺境内にありながら、宮内庁の管轄で天皇家の私物となっており重文や国宝の指定がなかったそうです。しかし後世にこの優れた建物を残そうと世界遺産に登録することになりました。
  世界遺産は国宝である必要があった為、宮内庁に国宝指定の打診した結果、快諾だったそうで、1997年5月に建物のみ国宝指定されました。
正倉院 写真
 法律の関係でまず重文指定され、その日のうちに国宝指定に切り替えられるという経緯をたどったそうです。そして1998年「古都奈良の文化財」として建物のみ世界遺産に登録されました。ただ宝物は登録されていません。しかしこの正倉院のすごい所はたまたま残った宝物ではなく、人が意図的に残そうとして残された宝物であるという点です。奈良時代の物が保存状態よく当時のまま残っているのはすごい事だと思います。世界中でも珍しいのではないでしょうか、まさに世界の宝庫といえると思います。
情報
  • 正倉院外構の公開
  • 月曜〜金曜(祝日は除く)毎日 AM10:00〜PM3:00
    正倉院展開催中は無休 AM10:00〜PM4:00
    12月28日から翌年1月4日までは休み その他来賓や行事で休みになることがあります。
  • 駐車場
  • 正倉院の駐車場はありませんので近隣の有料駐車場利用。
    登大路南駐車場 AM6:00〜PM10:00  乗用車 1,000円  今小路駐車場 三井リパーク 12H以内 500円
  • お問合わせ
  • 正倉院展について 奈良国立博物館 TEL 0742-22-7771
    宮内庁 TEL 03-3213-1111(代表)
  • 備考
  • 大イチョウの見頃は11月中旬 >>詳しくはこちら
地図・アクセス
正倉院地図
アクセス方法
JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス「今小路」下車、徒歩12分。
関連リンク
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※拝観料や入場料、時間などの情報は変更になっている場合がありますので、お出かけの前に事前に各社寺や観光センターにお問い合わせ下さい。
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作成日 2008年10月22日
最終更新日 2009年10月28日