般若寺 コスモス
般若寺 コスモス 写真
 般若寺は東大寺の北側、奈良坂に位置しコスモス寺として有名です。もともと飛鳥時代に高句麗僧慧灌(えかん)法師によって開かれたお寺です。平安末期には平重衡による南都焼き討ちにあい荒廃しますが、鎌倉時代に入ると僧・良恵(りょうえ)により十三重石塔を復興、また西大寺の西大寺の僧・叡尊(えいそん)により文殊菩薩がまつられ信仰の中心となりました。境内にある鎌倉時代の伽藍(がらん)図によると、南大門をはじめとする9つの門で囲まれ、七重塔も建つ大寺院であったようです。その後も戦乱など影響もあり栄枯衰退を繰り返す歴史をたどります。
般若寺 コスモス 写真般若寺 コスモス 写真
 明治の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)では、政府が神政政治をめざし仏教施設を認めない為、結果的に破壊が進みこの般若寺も大打撃を受けます。荒れはて無住職の時期もあったようです。昭和の戦後になってようやく復元修理が行われるようになり現在の形になりました。
  そして今は花の寺として有名になりました。特に秋のコスモスは10種類、約10万本のコスモスが境内に咲き乱れます。十三重の石塔や三十三観音石像周辺を覆い尽くす花は見事で多くの観光客を魅了します。
般若寺 コスモス 写真
 楼門(ろうもん)は鎌倉時代にお寺を再興したときの回廊門で、般若寺の中で唯一国宝に指定されている代物です。屋根の反り具合などなかなか美しい建造物です。また楼門遺構では日本最古なのだとか。普段は正面から入ることができませんが、秋の週末はこの楼門も入口となり、ここをくぐって入ることができます。ここから見るコスモスと十三重の塔も風情があって良いものです。すぐ前は道路で境内の外なのですが、わざわざこちらに回って写真撮影していかれる人が多く見られます。
般若寺 コスモス 写真
 青空の中のピンクと赤のコスモス、そして十三重石塔が一つの絵のようです。ここのコスモスは背が高いので、周りの観光客が隠れ、風景そのものを鑑賞できるのが良い所です。
  ところで、このシンボルとなっている十三重の石塔ですが、天平7年(735)聖武天皇の時、平城京の鬼門鎮護のため堂塔を造営されたと伝えられています。昭和39年の解体修理では、石塔の五重目より中から白鳳時代の金銅阿弥陀如来立像(秘仏)、鎌倉時代の木造地蔵菩薩立像・木造大日如来像が取り出され話題を呼びました。春と秋に「特別寺宝展」として公開されます。
般若寺 コスモス 写真
 10月初旬〜中旬にかけての週末、コスモスと十三重の石塔がライトアップされます。コスモスは秋桜とも書きますが、桜と同じでライトアップに美しくよく映えます。人もそれほど多くないので彼女と二人で来ることをおススメします。光で浮かび上がるコスモスの間を歩くと、きっとロマンチックな気分になれます。昼間は団体のおばちゃまが多いのでまた違った雰囲気です。夜はコンサートも行われ、少し肌寒い中秋の一瞬を感じることができました。
情報
  • 入山料
  • 500円
  • 拝観時間
  • AM9:00〜PM5:00
  • 駐車場
  • 無料駐車場有 コスモス満開の土日有料 500円
  • コスモス開花時期
  • 10月初旬〜下旬 (満開は10月2週目頃)
  • ライトアップ
  • 10月1週目2週目 土日頃(般若寺に確認してください) PM5:00〜PM7:00
    (ライトアップ開催期間中はPM7:00まで開園延長、ただし大雨の場合は中止、
     雨が降ったら早めに終わる場合もあります)
  • お問合わせ
  • 般若寺 TEL 0742-22-6287
  • 備考
  • コスモス開花時期 土日は楼門の入口から入場できます。
地図・アクセス
般若寺地図
アクセス方法
近鉄奈良駅下車奈良交通 青山住宅、奈良坂行10分 「般若寺」下車すぐ
関連リンク
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※拝観料や入場料、時間などの情報は変更になっている場合がありますので、お出かけの前に事前に各社寺や観光センターにお問い合わせ下さい。
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作成日 2008年10月23日
最終更新日 2009年10月28日