石舞台から北へ向かうと小高い丘の上にある竹やぶに突如現れる謎の石があります。石の長さは5m、幅2.3m、厚さ1mの花崗岩のこの石は酒船石と呼ばれています。宇宙人のメッセージを思わせるような模様が特徴です。昔お酒を搾(しぼ)るのに使ったとか、薬を使うのに使ったとか色々な説があるようですが実際の所は謎です。ただ、この石の近くで水を引く土管や石棺が発掘されていることから、この石に水を引いていたのは確かなようです。側面には石を割った跡があり、近年他にこの石を流用したようです。
 2000年にこの酒船石から北西約75メートルのところに発掘されたのが左の小判形石造物と右の亀形石造物です。最初にこの2つの石が発見された為、丘の上にある酒船石から水を引いていたのではないかと推測されたのですが、このすぐ横から湧水施設が発見され、酒船石とは別の遺構ということが確認されました。この辺は水が豊富で地下から水が湧き、その水が小判形、亀形、そして北に伸びる溝に排出されていたようです。しかも小判型から亀形に流れる水の穴は小判形の底下から8cmほど上にあり、不純物が沈殿し綺麗な水だけが流れるように工夫されていたようです。
これほどの設備があることから、天皇クラスの位の高い人がここで儀式をやっていたと考えられているようです。そしてこのすぐ隣にあるのが万葉文化館です。「富本銭」が出土した場所でここにはお金を作っていた工房があったようです。現在はその遺構の上にこの万葉文化館が建っています。しかしながら一部の遺構は復元され間近に見ることができます。写真はその中庭です。ここには万葉集をテーマにした色々な資料や展示物があります。又、中にある万葉劇場では額田王や柿本人麻呂のお話が万葉歌を交えた人形劇として上演されており、大変勉強になります。ここは楽しみながら歴史を学習できるように工夫されているので、ぜひ行って見てください。
近鉄橿原神宮駅下車
岡寺前行バス10分
万葉文化館西口下車
又は近鉄吉野線飛鳥駅下車 徒歩40分

酒船石遺構 観覧料金300円
万葉文化館 大人600円

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